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Siber Systems社が1999年に発売したRoboFormは、おそらく最も古いパスワードマネージャーの1つです。登場してからすでに20年以上が経っていますが、時代遅れのソフトというわけではありません。RoboFormはこれまで、ユーザーネームやパスワード、個人情報、決済情報、運転免許証、パスポート情報などの重要なデータすべてを1カ所で管理する、信頼できるソフトであり続けてきました。旧バージョンには、緊急アクセスや安全な共有機能、無制限のパスワード保管などの重要な機能はありませんでしたが、同社は2017年にこの問題を解決し、改善したセキュリティとユーザーフレンドリーなインターフェースを備えた、新バージョンのRoboForm 8をリリースしました。
👍 長所
  • 最大512文字までの大変長いパスワードの生成が可能
  • システム内にパスワードを無制限に保管できる
  • 機密情報を簡単かつ安全に共有できる
  • ウェブフォームの自動入力が楽にできる
  • 個々のユーザーにそれぞれのアクセスレベルを設定できる
  • 複数のプラットフォームに対応
  • パスワードを「仕事」「プライベート」などさまざまなカテゴリーに分類できる
  • スムーズに使えるブラウザ版あり
  • モバイルアプリも滑らかに動き、操作が簡単
  • メジャーなブラウザすべてとマイナーなブラウザにもいくつか対応
  • セキュリティセンターでパスワードの安全性確認が可能
  • 緊急アクセス機能あり
  • 任意のサイトやページをブックマークできる
  • 全デバイスとブラウザで自動同期可能
  • クラウドバックアップあり
  • パスワードのローカル保存可能
  • 二要素認証とワンタイムパスワードに対応
  • リーズナブルな価格
  • 年中無休のカスタマーサポート
  • ライブチャットサポートあり
👎 短所
  • マンスリープランがない
  • 機能によっては説明の改善の余地がある
  • ライブチャットサポートは有料プラン購入のユーザーしか使えない
  • デスクトップ版はオプションが多すぎる

RoboFormを入手して、より便利にパスワードを管理しましょう


ROBOFORMの主要データ

一般情報

価格:1.99ドル~/月(23.88ドル/年)
返金保証:30日間
デスクトップアプリ:Windows、macOS、Linux
モバイルアプリ:Android、iOS
ブラウザ拡張機能:Chrome、Firefox、Microsoft Edge、Internet Explorer、Opera、Brave、MSN、Avantなど
同期できるデバイス数:無制限

主要な機能

パスワードストレージ:あり
パスワード生成:あり
パスワード復元:なし
自動保存と自動入力:あり
パスワードのインポートとエクスポート:あり
パスワードの安全な共有:あり

セキュリティ機能

多要素認証: あり
パスワード強度チェッカー:あり
データ侵害スキャナー:あり
外部機関による監査:なし

追加機能

安全なメモ保管:あり
クレジットカード情報保管:あり
緊急時アクセス:あり
Trusted contacts機能:あり
パスワードの相続:あり

カスタマーサポート

ライブチャット:あり
メールサポート:あり
電話サポート:あり
チケットサポート:あり


ユーザーの声

Trustpilotでの評価: 星4.6/5(レビュー数306件)

RoboFormを長年使っていますが、とても満足しています。携帯電話でも使えるので、どこにいても利用できます。他の人が自分のパソコンを使っていて、パスワードを見られたくないという場合は、ただ隠してサインインしなければ、その人は存在すら気づきません。 そうした柔軟性も魅力です。ブラウザでパスワードを保存するよりずっと便利です。」

必須のパスワードソフト!ずっとRoboFormを使ってきました。いろいろなウェブサイトのために200以上のパスワードを使っていますが、 常にRoboFormが役に立ってきました。問題が起きたこともありません。今後もユーザーネームとパスワードの管理にずっと使っていこうと思います。」

これまで長い間、Roboformを使い続けてきました。とても簡単に使えて、パスワードを追加するだけで作業が完了します。これがなかったら、すべてのURLとパスワードを書いたメモ帳を持たなければならなくなります。マスターパスワードを入力するだけで、必要なログイン情報すべてにアクセスできるし、定期的にアップデートされるので確認の手間が省けてとても便利です。カスタマーサービスに連絡するような事態になったことはないですが、製品自体がとても優秀なのでおすすめします。」


主な機能について

パスワードを使い回すことに罪悪感を覚えている人はどのくらいいるでしょうか。Googleの調査によると、回答者の52%が複数のアカウントで同じパスワードを使い回しているということです。また、なんと59%の回答者が自分の名前や誕生日をパスワードに入れているというのです。自分も同じだという人もいるでしょう。その気持ちはよくわかります。仕事とプライベートで、パスワードが必要なアカウントは何十個もありますから。だからこそ、RoboFormのようなパスワードマネージャーが役に立つのです。RoboFormが持つ、デジタルライフセキュリティを管理できる機能には、以下のようなものがあります。

  • パスワードジェネレーター - RoboFormは、「パスワードの強度」を重視しています。通常のパスワードマネージャーで作れるパスワードは12~40文字であるのに対し、RoboFormでは最大512文字までの非常に長いパスワードを作ることができます。そんな長いパスワードをハッカーが破れることはないはずです。

  • ワンクリックログイン - パスワードが必要なサイトへの初回訪問時、RoboFormにログイン情報を保存するように促されます。一旦情報を保存すれば、次回からユーザーネームとパスワードを手動で入力しなくてすみます。

  • 無制限のパスワード保管 - ショッピングサイトやデートアプリ、仕事用アカウント、動画視聴用サイトをどれだけ多く使っていたとしても、パスワードを覚える必要はありません。RoboFormは複数のプラットフォームで無制限のパスワードストレージを提供しているため、どのサイトにもワンクリックでログインが可能です。

  • フォームの自動入力 - 旅行の予約や決済フォーム、ホテルの予約、 免責同意書などをいちいち手動で入力するのにうんざりしていませんか。おそらく多くの人がそう思っているはずです。RoboFormは、名前やメールアドレス、住所、電話番号、パスポート情報などの個人情報を保存できるテンプレートを提供しているので、それを使えばウェブフォームを瞬時に自動記入できます。

  • パスワード共有 - WifiやNetflixのパスワードを、家族やゲストに共有しなければいけない場合もあるでしょう。RoboFormは、簡単に共有でき、またいつでも停止できるパスワードアクセス機能を搭載しています。ただ条件が1つあり、共有相手もRoboFormのユーザーである必要があります。

  • 自動同期 - RoboFormは、パスワードやログイン情報、クレジット情報などを、デスクトップ版、タブレット版、モバイルデバイス版、ブラウザ版間で定期的に同期します。そのため、どこでもいつでも同じデータにアクセスできます。

  • パスワードの安全性確認 - この機能では、各パスワードの強度を計算してくれるので、脆弱なパスワードや、複製されたり使い回されたりしているパスワードを避けることができます。


  • 追加機能

    他の優秀なパスワードマネージャーと同様、RoboFormもオンラインアカウントを保護するための追加機能をいくつか備えています。

  • データ侵害スキャナー- RoboFormのバージョン8がリリースされた際に追加された、重要な機能の1つです。データ侵害においてあなたのパスワードが見つかった場合に、警告を送ってくれます。このスキャンは、ウェブサイト「Have I Been Pwned (HIBP)」が運営するデータベースに保管されたあなたの情報を確認して行われています。HIBPは、データ侵害を監視においてインターネットユーザーと政府に貢献している有名サイトです。

  • 緊急アクセス- RoboFormはTrusted Contactsやパスワード相続といった機能を提供しているとは謳っていませんが、それに似た緊急アクセス機能は搭載しています。これは、ユーザーの死亡時や健康に関する緊急事態、またはアカウントの復元が必要な場合に、信頼できる人にRoboFormのデータへのアクセスを託すことができる機能です。


  • 安全で信頼できるソフトかどうか

    RoboFormは、ユーザーが保存したデータをPBKDF2 SHA-256とAES-256 bit暗号化で守ります。これにより、どんなハッカーでも、ブルートフォース攻撃でパスワードを推測するのは実質不可能となります。すべてのデータはローカルで暗号化、復号され、RoboFormのサーバー上では一切行われません。そのため、サーバーがダウンした時でも、RoboFormのアカウントにアクセスできます。また、二要素認証や生体認証/touch IDにも対応しており、アカウントに部外者がアクセスするリスクを軽減します。


    対応しているプラットフォームと使いやすさ

    デスクトップ、ブラウザ、モバイルアプリからRoboFormへのアカウントへアクセスしたところ、すべて大変スムーズでした。ダウンロードからアカウント作成、インストールまではたった数分で完了します。以前は、アプリは古臭くぎこちないものでしたが、現在では大幅な改善が行われたようで、クリーンでモダンなインターフェースとなっています。Windows、macOS、Android、iOS、Linuxに対応しており、また、私たちが知る限り、比較的知名度の低いブラウザであるOpera、Brave、MSN、Avantなどにも対応している唯一のパスワードマネージャーです。


    価格設定とプラン

    RoboFormには無料版もありますが、 自動同期、二要素認証、緊急アクセス、年中無休の優先サポートなどはついていません。これらの機能を使いたい場合は、有料プランに登録しましょう。有料の「ロボファームエブリウェア」プランは、1つのライセンスは年間たった23.88ドルで、家庭用アカウントは年間47.75ドルです。家庭用アカウントでは1つのサブスクリプションで最大5人が利用できます。料金を節約したい場合は、3年分を前払いすると10%割引、5年分を前払いすると16%割引となります。すべてのプランには30日間の満足保証が付属します。


    カスタマーサポート

    ライブチャットと電話のサポートどちらも提供しているパスワードマネージャーはほぼありませんが、RoboFormはそのどちらも備えています。ライブチャットサポートは月曜~金曜日、東部標準時9:00 am~5:00 pmに営業しています。それ以外の時間帯は、メールサポートを利用するかヘルプページで解決策を探すこととなります。ヘルプページでは、ブラウザ拡張機能、インポートとエクスポート、緊急アクセス、ログインと自動入力機能、その他多くの機能に関する解決策が掲載されています。

    RoboFormを入手して、より便利にパスワードを管理しましょう